和食の中心にある米~おかずを引き立て栄養バランスを整える~
和食の主役は、なんといってもコメのご飯ではないでしょうか。
ご飯を中心としておかずを食べるのが、和食の基本です。
ご飯そのものは、味がそれほど濃いものではありませんので
どんな食材や味付けとも相性がよく
和食に限らず、中華料理や洋食にも相性ばっちりです。
また、ご飯を噛んでいると、ほのかな甘みが生まれます。
これは、コメのでんぷんが唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼによって分解され
麦芽糖などの糖に変化するためです。
この甘みも、おかずを味わい深く引き立てているわけです。
また、栄養の面でも、ご飯を中心とした和食は優れたもので
ご飯の主成分は、脳や身体のエネルギー源となる炭水化物。
日本人はご飯の炭水化物などから、1日に必要なエネルギーを多く摂取しています。
そして、主菜となる肉や魚、卵などからたんぱく質を。
副菜となる野菜やキノコからは、ビタミンやミネラルを摂っています。
こうしてみると、和食の良さをあらためて感じることができますね。
パンや肉を中心とした欧米型の食事よりも
低脂肪でバランスのとれたメニューであることがよくわかります。
2013年、「和食:日本人の伝統的な食文化」が
ユネスコによって無形文化遺産に登録されました。
刺身に象徴されるように、素材を活かす調理法や
出汁を用いた「旨味」を上手に引き出す調理法。
そして、動物性油脂の少ない食生活を実現していることなどが
大きく評価されました。
刺身も、汁物も煮物も
ご飯と合うように長い年月をかけて工夫をされてきたものです。
世界が認めた和食、その中心にあるのは
白ごはんといえるのではないでしょうか。
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2020.06.19